自賠責保険とは、正式名称を自動車賠償責任保険といい、別名強制保険も言われています。その名称から分かるように、自動車やバイクを購入したら、絶対に加入しなければいけない自動車保険です。自賠責保険に加入しなければいけないこということは、自動車損害賠償保障法という法律に定められています。この自賠責保険の目的については、第一章第一条に明記されています。 「この法律は、自動車の運行によって人の生命又は身体が害された場合における損害賠償を保障する税度を確立することにより、被害者の保護を図り、あわせて自動車運送の健全な発達に資することを目的とする」とあります。 この条文でもっとも大切な部分は「被害者の保護を図り」という部分です。もうお分かりの方もいらっしゃると思いますが、交通事故による被害者が必ず何らかの補償を受けらるようにしようという目的で作られた制度なのです。 もし、仮に自賠責保険がなく、加害者にまったく賠償金を支払う能力がなかったら、 交通事故の被害者の損害は一切賠償金を受け取ることが出来ません。けがの治療にかかった費用や入院費なども自分で負担しなければいけないということになりかねないのです。本来なら、いくら支払い能力がなくても、毎月いくら支払いなさいというような決定がなされるはずなのですが、そもそも支払い能力のない人が毎月支払える金額などたかがしれています。中には逃げてしまうような悪質な人がいるかもしれません。そのような状況に陥ることがないようにと、被害者の利益を守るための保険なのです。 ちなみ、この自賠責保険の金額は一律で決められています。その金額は以下のようになっています。
以下は2年契約の金額です。 普通自動車の場合、22,470円 軽自動車の場合、18,980円 自家用小型トラックの場合 19,290円 バイクの場合 13,400円 原付バイクの場合 8,790円 となっています。この保険料は2011年4月1日より値上げすることが決定しており、値上げ後の金額は以下の通りです。 普通自動車の場合、24,950円 軽自動車の場合、21,970円 自家用小型トラックの場合 23,130円 バイクの場合 14,110円 原付バイクの場合 9,420円 この金額、どのように感じられますか? ほとんど人はそれほど高くない、もしくは安いと感じるのではないでしょうか。もしかしたら、支払っていることすら知らないという人もいるかもしれません。なぜなら、車検のない250cc以下のバイク、小型・原付バイク以外は、車検のときに一緒に請求されるものだからです。 話を戻すと、上記の保険料は非常に安く設定されています。それは、だれでも支払えるようにということなのでしょう。しかし、保険金額(支払われる保険金の上限)というものは、基本的に保険料に比例するものです。保険料が高ければ多くの保険金は補償され、保険料が安ければ少ない保険金しか支払われないのです。当然のことです。 つまり、自賠責保険とは、被害者を保護・救済するためのものですが、その程度の保険なのです。